早速ですが、このブログのタイトルでもある『自己中男』
もちろん僕のことなのですが結婚後、妻のおかげで僕の性格はかなりの変貌を遂げています。今ではそこそこ普通の人間になったのではと思っています。
本記事では、そんな僕が『脱・自己中』をすることができた4つの方法についてご紹介していきます。
今から紹介するのは妻の話が中心ですが、正直言って僕の妻は超我慢強いです。この一連の件で妻には頭が上がりません。
多くの人にこれをやれと言ってもやりたくないという人が多いかもしれませんが、一例として参考にしてみて下さい。
- ありがとうを言う
- 想像力を豊かに持つ
- 一人の時間を作る
- 家などの環境を変えてみる
自己中だと言われた僕の特徴
結婚する前後、当時28歳の僕は妻に「自己中だ」とかなり言われましたが、正直ハテナでした。
それまでの人生でそんなこと言われたことないですし、自分が自己中人間だなんて思ってもみなかったんです。
この当時は「自分が全て」だったので自己中の特徴がどういうものなのか調べることはありませんでしたが、冷静になった今調べてみると超当てはまるんですよねこれが。
当時の僕の特徴はこんな感じでした。ほとんどが妻に言われた言葉です。
- 超がつくほど短気
- プライドは超高い。人に指摘されることが大嫌い
- 想像力が全くない
- 思ったことはすぐ口に出す
- 自分の常識の中だけで生きている
文字で書いてみると酷さがわかります。正直こんな人と「友達になりたいか?」と聞かれると大半の人は「NO」なんじゃないかな。。。
自分でも嫌だと思います。自分で言うなって感じですが……
じゃあ、「なんでこんな俺と結婚したのか?」と妻に聞いたことがあります。
「勘」なのか。その勘すごいな……。
まぁでもそのおかげで妻と結婚でき、自分も変わることができたので、その「勘」には感謝なんですが。
それにしても妻の言うとおり、こんな性格しておいて結構友達は多いんですよ。自分で言うのもあれですが。
みんなよく離れていかなかったな~~と。しみじみ思います。
もし、友達がいなくなっていたら性格はもっとネジ曲がっていたかもしれないので、友人達にも感謝せねばならないかもしれません。
妻が僕を鍛えた4つの方法
では、こんな自己中だった僕がなぜ変わることができたのか。具体的な方法を交えて紹介していきます。
褒めて伸ばす
我が家は共働きなので家事は分担制。
現在は子供が生まれて妻は育休中ですが基本的にこのルールは変わりません。
子供の面倒を見ていたら家事どころではありませんからね。特に僕が休日の日は積極的に家事をするようにしています。
そんな僕も元々は家事なんて全くしないタイプ。
気が向いたときに洗濯したり食器洗ったりその程度でした。
家事が夫婦仲を良くするツールだなんて全く思わず……
当時は本当に想像力が欠如していますね。
妻はそんな僕に根気強くこれやってあれやってと家事依頼をしてくれました。
ゴミ捨ててとか洗剤詰め替えといてとか、どれも子供でもできるような簡単なことです。
それなのに妻は「ありがとう!」「助かる!」と声を掛けてくれていたのです。
今考えれば本当は助かってなんてないんですよね(笑)わざわざそんなこと頼むより自分でやった方が早いですもの。
でも、そのおかげで僕が
「こんなことでも助かるのか!」
「こんな些細なことまで妻はやっていたのか!」
という気付きに繋がりました。
小さなことからコツコツと僕にやらせて家事のクセをつけていってくれていたようです。
短気な人は「残念な人」と思うようにする
「短気は損気」とはよく言ったものです。僕は些細なことにすぐ怒っていました。
そんなとき妻が「私は短気な人は残念な人だなーと思うようにしている」と教えてくれました。
もちろん半分は僕への当てつけですが。でも、言われた時はそこまで僕の胸には響きませんでした。
「あ、この心構えはいいかもしれない」と思ったのは他人に対してイライラした時です。
都会の電車内などではたまに怒っている人がいますよね?僕はそれを見て「うるさいなー」とイライラすることが多かったです。
こういうとき冷静になって妻の「残念な人」という言葉を思い出すと、意外とイライラしていた気持ちが消えたんですよね。
なんでこんな人の行動にイライラしてたんだろうって。それこそこっちの時間がもったいないなって。
それまでは短気を治すために以下のような本を読んでいたのですが、特に変わりなく…。
結果として妻の「残念な人」の一言が一番効果がありました。
個人的には見知らぬ人(本の著者)にあれこれ言われるよりも身近な人の声の方がすんなり入ってくる気がしますね。
身近な人の声はそれはそれで受け入れるのが大変なんですが・・・
あ、アンガーマネジメントの本も読みました。短気を直すのではなく、コントロールしていくというもの。怒りと向き合うことが大切なんだと学べました。
指摘はタイミングを見て小出しにする
女性の怒りは点数制とはよく言ったものです。喧嘩の際に「あの日のあなたはこうだった」と言われ、「今更そんなこと・・・」と思ったことのある男性は多いはず。
嫁は僕のダメだった所、引っかかった所は腹の中に溜めずになるべく小出しで言ってくれるようになりました。しかも、ポイントなのが”僕の機嫌の良いときを見計らって”伝えてくれるんです。
これが本当にすごい。人に指摘されることが嫌いな自己中でも、機嫌の良いときに指摘されるとある程度素直に受け入れられるんですよ。
まぁそれでもケンカしたときには過去のこと掘り返されるんですけどね……笑
自分のした家事をアピール
妻がした家事は、自ら「○○したよ!」と報告をしてくれます。
始めは「ふーん」程度しか思っていませんでしたが、段々と毎日の報告の回数や細かなことまでやっていることに気づき、世の奥さん達はこんなことまでやっていたのか・・・と感謝をするきっかけになりました。
その結果自然に僕も妻の家事に対して「ありがとう」と言うようになり、今ではどんな小さなことでも我が家には「ありがとう」が溢れています。
僕もいつの間にやら家事報告をするようになっていました。真似するつもりはなかったのですが、夫婦は似るということなんですかね。
自己中・イライラが少なくなった要因
僕が変わった要因は妻に鍛えられた以外にもあります。
自分の時間を作るようにした
家に二人でいるときでもお互いに一人の時間を作るようにしました。一切話しかけたりしない完全な一人の時間です。
我が家の場合は一人の時間を休日に1~2時間程度確保することが多く、その間は何をしてもいいです。
イヤホンして音楽聴いたり
パソコンしたり
漫画読んだり
それぞれで楽しんでいます。
子供が生まれてからは交代で子供の面倒を見つつ、交代で一人の時間を作っています。
一人の時間があると、イライラした気持ちのリセットや家事のモチベーション維持などかなり効果的です!
広い新居に引っ越した
元々狭い家に住んでいたので、家の更新に合わせて引っ越すことになりました。意外にこの影響は大きかったのではと後から思いました。
前の家の時は狭すぎてパーソナルスペースもほとんどなかったんです。
日々パソコンやゲーム三昧で家事もほとんど手伝うことはありません。
しかも僕は無意味にイライラしていることが多く、妻との衝突は日常茶飯事でした。
しかし、新居に引っ越してからはどうでしょう。
自然と自分から家事をするようになったんです。これは自分でもすごく不思議でした。
引っ越した新居は新築で広く、気持ちに余裕が持てたのかもしれませんね。というかそれくらいしか思いつきません。
「なんで家事してくれるの?何かあった?」と妻に言われたくらい。
今では休日は妻より早起きして家事をこなしています!
子供ができた
やっぱり子供ができた(妻が妊娠した)影響は大きかったです。
正直な所、妊娠がわかった時点では親の自覚だなんだというものはほとんどありません。
でも、
イライラだけでなく、全くやらなかった家事もやるように。妻が妊娠中につわりで動けなかったことも理由の一つですが。
そのおかげか、子供が生まれた今でも日々家事も自らやるように。
僕のような自己中人間でも変わることができる、子供の力ってすごいんだなーと改めて実感しました。
まとめ
こうまとめてみるとかなり妻に負担をかけていたんだな・・・と思います。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。よく見捨てられなかったなと。。。
昔の僕は女性陣にはすごく嫌悪感を抱かれそうな人ですよね。ここは一つ努力をすれば性格は変えられるという事例ということでお願いします。
- ありがとうを言う
- 想像力を豊かに持つ
- 一人の時間を作る
- 家などの環境を変えてみる
この記事を書くことで、妻に何か少しずつでも返していければいいなーと僕自身振り返る良いきっかけになりました。