息子が生まれて2ヶ月、毎日妻と初めての育児に奮闘しているリチャです。

まだまだ親としては新米の僕たち夫婦ですが、ときどきTwitterでは『理想の夫婦』と言われることもあります。

うまくいっているように見える我が家ですが、息子が生まれる前は家庭崩壊の一歩手前でした。

妻は妊娠の辛さで肉体的にも精神的にも限界。

僕はそんなこと知らない。とばかりに無関心。

ストレス厳禁の妊娠期に毎日ケンカをし、ケンカした日をメモしていた妻の手帳はドクロで一杯でした。

しかし息子が生まれ、気づけばケンカをほとんどしなくなりました。

性格が180度変わったと妻には言われました。

そんな僕が変わったのは、出産に立ち会い『命をかけて出産してくれた妻の姿を見ることができた』ことが大きかったと思います。

今回は妊娠中~立会い出産までの男目線の記録です。

変わる前の僕が知りたい方はこちら(妻が書いた記事)
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立ち会い出産にあたっての大げんか

まずは立ち会い出産を巡って大げんかをした話から。

これを語らず、我が家の立ち会い出産は話せません。

事件は妊娠中期に起こります。

セックスレスになるかも?みたいな不安もあるけど、それでも立ち会いして欲しいなー

リチャ
ああ、して欲しいならやるよ(スマホポチポチ~)

……もういい。お前になんか息子は抱かせん!!!!

なんかこの日は僕の機嫌が悪く、適当に返事しちゃったんです。しかもスマホをいじりながら。

最悪最低の行動ですね。

さすがの僕も「まずい」と思い、土下座の勢いで謝りました。

リチャ
申し訳ありませんでした。もしよろしければ、出産に立ち会わせていただけないでしょうか?

……今後の態度しだいだな。

その後態度を改めた僕は、なんとか立ち会い出産する権利を得たのでした。

妊娠中~破水

思えば妊娠中は本当に恐かった

妊娠中は本当に妻のお腹が恐かった。どんな凶器よりも恐く見えました。

僕がお腹に当たったせいでこの子に何かあったら、寝ている間に蹴ったりしたら・・

そんなの少しくらいなら大丈夫なのは理屈では分かってるんです。

産院の先生がぐにぐに触っているのも見たことありました。

でも、どうにもできなかったです。本当に恐かったです。

妊娠してから一度も一緒に寝られなかったし、自らお腹を触ることもほとんどしませんでした。

妻はずっと辛かったはず。布団並べて寝られるようになったのはラスト1ヶ月でした。

それも妻の気持ちが爆発し、大喧嘩した結果なので褒められたものではないのですが。。。

でも、出産までの最後の1ヶ月はお腹も触って、布団を並べて手を繋いで寝て、と普通に接することができたんじゃないかな。

陣痛はいつくるのか

うちは自然分娩だったので陣痛待ちでした。

陣痛来たかも!?→前駆陣痛

今度こそ!?→前駆陣痛

というのを何度も繰り返しており、お腹の中の息子におちょくられている気分でした。

息子
陣痛だと思った?残念!前駆陣痛でしたー!

前駆が始まってからの妻は「早くきてくれーもう嫌だー」と落ち着かず、気持ち的にもしんどそうでした。

正直この時は僕もしんどかった。仕事もして、いつくるかわかんない陣痛に備え、妻のケア、それと家事もして。

「もう生まれてきていいんやでーていうかはよ出て来ーい」なんてお腹に話していました。

でも妻は僕の比じゃないくらいしんどかったと思います。

いつくるかわからない人生最大の痛みって・・・恐すぎるでしょ。

普通に考えれば初産で予定日前なんて生まれる方が少ないんじゃないか・・・?と考えながら待っていましたが、その日は突然に訪れました。

破水は突然に

リチャ
今日来るかなー?

まだ来ないんじゃないかなーそんな雰囲気はない

寝る前にこんな話をしていた予定日5日前。その夜中に妻が破水しました。

破水したかも……

「あれ?陣痛が先じゃ!?」と考えたらもうテンパっちゃってテンパっちゃって。

僕がいるときに陣痛来てくれたからよかった・・・って言えるはずだったのに妻の方が全然冷静なんです。

タクシー呼んで。荷物準備して。

と妻はテキパキとテンパっている僕に指示をしてくれました。サンキュー妻。

この時、陣痛タクシー登録していたのに来てくれないという、まさかのハプニングもありました。

「陣痛タクシーお願いします」

→「いやー無理ですね。そこら辺走っているタクシーいないです。」

→「えっ!?これ陣痛タクシーですよね?来てくれるのではないんですか??」

僕は真剣になればなるほど、テンパればテンパるほど口調がキツくなる癖があって、タクシー会社との電話の時も出てたと思んですよ。

その癖直せと何度も言われていたのに・・・それでも妻は冷静でした。

妻よ、あのときはほんまにすまん。

なんだかんだあってタクシーが来てくれて、たまたま女性で「大丈夫!!!?急がなきゃね!!」と僕ら以上にテンションが上がっていました。

今思えば、妻が一番冷静だったかもしれませんね。

でも、病院に着いて先生の内診が始まったら急に泣き出してしまったそうです。

そのとき僕は外のソファで待機してたんですが、逐一LINEで報告がきました。冷静に見えたけど妻は妻で頑張ってたんだなと。

でももうここからは男はほぼ無力なんですよね。なにもできない・・・

「ここからだね。恐いと思うけど一緒に頑張ろう」

こんなこと言ったかなぁ?当たり障りないことしか言えませんでした。

妻はそのまま入院となり、夜中なこともあって「パパさんは今日は帰りなさい。」と看護師さんに言われたのでこの日は帰宅することに。

看護師さん
すぐに生まれることはないし、明日は仕事行っていいと思うよー

生まれたらたくさん休むし仕事に行くことにしたのですが、これが紙一重の出来事を生み出します。

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破水から一夜明けて・・・

破水した夜から一夜明けました。妻は夜通し陣痛に苦しんでいた様子です。

僕もあまり寝られませんでしたが、「まだ全然だから会社に行っていいよ」との看護師さんの言葉を信じて出社しました。

これがまた困ったことに看護師さんの言うことがみんな違うんですよ。

看護師A
15時からが面会だからね。会社行っていいよ

看護師B
分娩室に入ったらパパ呼ぶね。職場から病院まで1時間半なの?間に合うかなぁ

看護師C
立ち会いの人は面会時間外でも来てもいいんだよ

見事にみんなバラバラ。統一してよと(笑)

看護師のAさん、Bさんの言葉を信じて出社した僕ではありますが、仕事なんて全く手に付きません。そうこうしているとCさんの話を陣痛の痛みでギリギリの妻から聞いたので早退し、急いで病院へ向かうことに。

結果、この判断がなかったら立ち会いには間に合わなかったかもしれないのです。

マジでCさんに感謝!!!

なにせ病院に着いて1時間で分娩室、その後1時間も経たずに産まれてきたので。Bさんの言う所の「分娩室に入ったら連絡」の時点では間違いなく間に合っていません。(会社から病院までは2時間程度)

夫がいると出産が早い、という事例もあるようなのでそれも影響しているかもしれませんが。

最初からいてよかったなら、朝から会社休んで妻に付き添いしたかったわ。なんて思いましたが、なんにせよ立ち会いはできたのでよかったです。

病院へ向かいながら

会社を早退した僕は、陣痛に耐える妻とLINEしながら病院へ向かいました。

そわそわはしていたものの、「LINEできるレベルならまだまだだろうなー」なんてのんきに構えていました。

一旦入院の荷物を取りに家に帰った僕。

「コーヒーでも飲んで落ち着こうかな」

「生まれるまで何時間かかるかわからないし、ここはお風呂に入っておくべきでは・・・!」

とか実は考えてました。でもネット記事かなにかで読んだ、コーヒーブレイクをしてきたパパへのママさんの言葉を思い出しました。

『てめぇ、コーヒー飲んできたな!臭いするんだよ!この野郎!私も休憩したいいいぃ!』

リチャ
よし!うがいして、すぐ病院向かおう!

いや、ほんといろんな物に目を通しておいてよかった。ここでこれに気づかなかったら一生後悔するところだった。

ちょっとでもそんなこと思ってすみませんでした!!

いざ立ち会い出産!

病院到着

病院に到着し、部屋に入りましたが、妻は痛みに耐えてこちらさえ向けない様子。

妻の手を握って妻の陣痛が少しでも和らぐように妻の指示に従いました。

手を握って。頭を撫でて。

妻の指示はこれだけです。一度腰をさすったのですが、「やめて」と冷静に言われたので言われたことだけをやることに。

陣痛の耐え方が尋常じゃなくて正直見ていられませんでした。でも僕にはこれ以上何もすることができない。。。

「こんなに痛そうなのにまだイキむことも許されないの!?」

と思いながら、それはもう心配で心配で。。。あんなに痛そうにしている妻は見たことないです。

そうこうしていると妻だけが分娩室に連れて行かれました。「あれ?俺は?分娩室に入ったら呼ばれるんじゃ・・?」と思いながら部屋に一人残る僕。

お世話になった産院はこの辺の説明が本当になかったんですよ。もうちょっとなんとかならなかったのかなー・・・・

なんてモヤモヤしてると、妻の夕飯が配膳されてきました。「もったいないから食べちゃいなー」と言われたので、妻は分娩室で頑張っているのに僕は優雅に夕飯。

これがまたおいしくて!ちらし寿司だったんですけど、妻は妊娠してから生物控えてたんで、「これ食えなかったんじゃね?俺が食えてよかった」なんて考えながら待っていました。

するとわりとすぐに分娩室へとお呼びがかかりました・・!

カメラ持って!iPhone持って!iPad持って!いざ立ち会い!!

ついに立ち会い

「頑張れー!頑張れーー!!」「フー!フー!」

「汗!水!」「てめぇ!何ヘラヘラしてんだ!」「何が頑張れだ!この野郎!」

立ち会い出産と言えば、こんな感じで罵詈雑言を言われるイメージでした。(どういうイメージなんだ・・・)

「あらゆる暴言にも耐えてやる!」という意気込みで立ち会いしたのですが、暴言は一切なかったのでホッとしました(笑)

でもやっぱり普段の妻とは違ってかなりしんどそう。。。

見たことない妻の姿、聞いたことのない声、妻の下半身に集まる先生と助産師。。。

本当に異様な空間でした。

僕はカメラで妻を撮影しながら応援・・・!

助産師
はい、いきんでーはい、やめてー

と、遠くから声をかける助産師さん。妻の周りには僕だけ。

リチャ
おいおい、このいきみでスポーーンて出ちゃったらどうすんねん・・!

なんてハラハラしていました。そんな一気に生まれることはないんですかね・・・?

後で聞いたら妻も同じこと思っていたそうです(笑)

とはいえ、妻も意外と冷静に助産師さんの言う通りにいきんでいましたし、もちろん先生や助産師さんは冷静。

あの場でハラハラそわそわしていたのは僕だけだったのかも・・・

「頑張れー!頑張れー!」と声をかけていたら意外とサクッと生まれました。スポーンって感じではありませんでしたが。

僕の立ち会いは体感10分くらいでしたが、実際は30分弱。妻が分娩室に入ってからトータルでも1時間程度だったので、だいぶ早いんじゃないかな。

「すげぇ!早い!」と思いながら妻に最大最高の賛辞を贈りました。。

リチャ
「お疲れさん・・!お疲れさん!よー頑張った!ありがとう!」

出産のときの様子は妻もまとめていますので、こちらも一緒に読んで頂くとより伝わるかと思います。

息子誕生!

生まれた瞬間の息子の印象は「妻そのままじゃん!」と思うくらい顔のパーツはほぼ妻でした。

最近は徐々に僕に似ているところも出てきているようですが、自分ではあまりわかりません。

正直、生まれたら僕自身、妻は放ったらかしで「息子!息子!」ってなると思っていました。

しかし、実際は妻の心配をずーーーっとしていました。

しんどくてもあまり態度に出ない妻があんなに普段と違うなんて。。。

でも妻がこれまでで一番嬉しそうな顔をしていました。あの顔は一生忘れないと思います。

息子が綺麗にしてもらうために沐浴台に移動したのですが、妻に「撮ってきて!」と言われるまで僕は妻のそばを離れませんでした。

息子撮ってきて!

リチャ
お、おう・・・行っても大丈夫?

それくらい「妻ーマジお疲れー!」となっていたようでした。

この時僕が息子ではなく妻の方に声を掛けたことが嬉しかったようです。

これ程までに自分が無力だと思うことは人生で初めてでした。こんなに感動したのも初めてでした。

本当に立ち会い出産してよかった。妻と結婚してよかった。息子が生まれてよかった。

出産を通じて

夫婦で待ちに待った妊娠でした。焦ってもしょうがないし、気長にいこうぜー・・・って時に出来た子供。

それでも何度も揉めて、妻を傷付ける言葉を何度も言ってしまった。

何度も何度も揉めた。離婚寸前まで何度もいった。

それでも僕の子を産んでくれた。

感謝しかないです。

この出産を機に僕は180度変わりました。

今まで自分のやりたいことしかやらない『超自己中男』だった僕が、息子の世話をして、家事をして、妻のケアをしてと・・・

少し前の僕からは考えられないほど。

これが子供の影響力なのかと・・・自分でも ビックリしています。

男性が立ち会い出産をする良さ

立ち会い出産は本当に異空間でした。

本当に男は何もできないです。ただ妻に声を掛けるだけ。後は汗を拭く。飲み物を渡す。それくらい。それが少しでも妻の助けになると信じてやるしかないです。

体感10分、現実30分の立ち会いは一瞬でした。でも「人生で一番感動した」のは間違いないです。

立ち会い出産は『男性にも父親の自覚を持たせるために有効』と言われています。

実際に立ち会うまではその理由を『子供が生まれてくる瞬間を見られるから』だと思っていましたが、実際に立ち会ってそれは違うと感じました。

もちろん子供が生まれてくることは素晴らしいことで、感動しました。

でも僕は

『僕ら二人のため・・いや、三人のために、妻がこんなにも頑張ってくれている!』

という妻の姿を見ることが、立ち会い出産で重要なことだと思いました。

うちは分娩室に入ってからは結構サラッと生まれましたが、それでも分娩室に入るまでの陣痛とかも一緒に見ていて、本当にしんどそうでした。

妻には怒られるかもしれませんが、そういう妻の姿が見れたことはすごくよかったです。

息子が産まれて、自分が変わった理由がずっとわからなかったのですが、『命がけで自分達の子を産んでくれる妻を見たから』だと思うようになりました。

男性の皆さん!出産中の妻の姿は目に焼き付けておくべきですよ!

最後に

正直言うと、僕は立会い出産に関してはそこまで乗り気ではなかったのですが、立会い出産できて本当によかったと思います。

子供が生まれるというのは本当に神秘。

里帰りや仕事の都合など家庭によって様々あるとは思いますが、多少無理矢理にでも立会い出産をしておいて損はないのなかと。

僕個人としては、人生でこれ以上感動することはもう現れないと思っています。

出産後は自分でもわかるくらい別人に変わりました。

まだ変わって2ヶ月ですし、これがいつまで続くかはわかりません。いつか昔の自分に戻ってしまうかもしれません。

そんなときは原点に戻って、この立会い出産のことを思い出すことにします。

以上、「『妻の姿』を目に焼き付けろ!男の立ち会い出産記録」でした。

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