オリラジ中田敦彦から学ぶ理想の夫婦像~精神的な五分五分を見つける~

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「一家の大黒柱」という言葉について、みなさんどう思われますか?

やっぱり男は稼いでなんぼでしょ!と思いますか?

お金を稼ぐのが大黒柱なの?と思いますか?

考えは様々だと思います。僕は正直この言葉にそこまで違和感を感じたことはありませんでした。

そんな固定概念に一石を投じたのはお笑いコンビ オリエンタルラジオのあっちゃんこと中田敦彦さん。

中田さんは日経DUALに「イクメンアップデート中」という連載をしています。

その中で

「"一家の大黒柱"という考え方はよくない」

という記事があります。

これが僕個人としては共感の嵐でしたので、皆さんに紹介してみたいと思います。

「しくじり先生」や「アメトーーク!」でプレゼン能力はいかんなく発揮している、あっちゃんです。

こちらのコラムも非常に読みやすく、育児世代の方は男女問わず読んでみることをオススメしたいです!

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「"一家の大黒柱"という考え方はよくない」について

中田さんの記事を要約すると、

  • 夫婦は精神的フラット(五分五分)を目指すべき
  • 収入ベースで物事を考えるべきではない
  • 日本社会は男が稼ぎやすくなっている

こういったことが書かれています。どの項目も「男性女性関係なく対等な立場にいるべき。収入や家事負担の割合は関係ない」ということが中田さんの独自目線で表現されています。

一つずつ掘り下げつつ、僕個人の意見も追加で書いていきます。

夫婦は精神的フラット(五分五分)を目指すべき

この精神的フラットとは、「家事や育児の作業量で対等ではなく、気持ち的には対等でいよう!」という意味になります。

最近の共働き夫婦はお互いいくらか家計へ入れ、残りは各々で貯蓄。というスタイルの家庭が多い印象です。

月々20万円家計に必要だった場合を例とすると

お互い10万円ずつ出し合うのか、

夫の方が稼いでいるから夫12万妻8万にするのか、

妻は家事全般を担当するから夫15万妻5万にするのか。

これらの条件は夫婦によって様々だと思います、

要は「夫婦お互いの精神的に5:5」になれば良いんです。中田さんの言葉を借りると「家事や育児がお互いにとって気持ちいいバランスかどうか」となります。

例えば全く別の話になりますが、「Aさんから1万円を借りられるが、返す場合は5,000円でOK」のようなAさんに明らかな不利があったとしても、双方(特にAさん)が納得できれば契約は成立しますよね?

結局夫婦関係もこれと同じわけです。夫婦関係でここまで極端な例はほとんどないとは思いますが。

「生活費はお互い10万円、掃除洗濯は夫、食事は妻の仕事」

というルールでお互いが納得できればこれが精神的な5:5の状態なわけです。

この「精神的五分五分」な状態はやはり理想の夫婦なんだと僕は感じました。どちらかに偏ってもいけない。

お互いに対等な位置でいて、お互いに感謝しあえる関係というものが一番良い夫婦関係なのではないでしょうか。

しかし、夫婦の環境が変わると、この五分五分の関係も変化することになるでしょう。

子供が生まれた、親と同居した、転職した・・・など様々な要因があるはずです。

本当にちょっとした些細なことでこの五分五分の状態は崩れてしまう恐れがあるのかなと。

環境が変わればその都度話し合いが必要だと思います。どのラインが互い五分五分になるのか。そういう役割分担を決めるとスムーズにいくような気がします。

我が家は毎度話し合うことで、お互いの折り合いがつけられるところを探しています。言い合いになってしまうことも多いですが・・・笑

収入ベースで夫婦関係を考えるべきではない

精神的五分五分と似た話にはなりますが、収入が高いから偉いわけではないのです。

中田さんの以下の言葉は個人的に非常にしっくりきました。

夫婦の役割は、サッカーにたとえると非常に分かりやすい。外で仕事をして帰ってくる父はフォワードで、育児・家事を主導する母はディフェンダー。男女による収入の差は、単にフォーメーションの問題なんです。 サッカーをわからない方へ簡単に説明するとフォワードは前で得点を決める人、ディフェンダーは後ろで得点されないよう守る人です。

これを読み、僕はうなずきが止まりませんでした。妻がご飯を作ってくれて、家で子供の面倒を見てくれているから、僕は仕事ができているんだなと改めて感じられました。

僕は元々、「俺の稼いできたお金で暮らしているんだからな!」という考えはありませんでしたが、中田さんの記事を読んだ今、僕が稼いでいるこのお金は夫婦二人で稼いだお金という気持ちがより強くなりました。

日本社会は男が稼ぎやすくなっている

中田さんが言及しているように、日本の社会は男性が稼ぎやすいという風潮があります。そのため男性が”大黒柱”になってしまうのは当たり前だと言及しています。

確かに男性の方が出世しやすいですし、女性の方は専業主婦の方も多いです。少し古いですが、2013年のデータでは日本の女性の管理職の割合は11.2%となっており、これは世界的に見てもかなり低いんです。

日本では在宅勤務(テレワーク)制度がある企業も少なく、産休・育休からの復帰後に仕事と育児の両立ができずに退職をしてしまう女性も多いようです。

このあたりも男性の方が稼ぎやすい要因の一つだと思われます。今は”女性の社会進出を増やそう!”と動いているようですが、正直そう簡単には変わるものではないと思っています。

となるとやっぱり中田さんの言うように「夫はフォワード、妻はディフェンダー」という役割分担が一番しっくりくるように思えます。

もちろん、「妻がフォワード、夫がディフェンダー」でも良いわけです。

ここに性別は関係ないでしょう。最近では専業主夫の方も増えていますよね。

「妻が稼いで、夫が家を守る。」ことが精神的フラット・精神的五分五分に繋がるご家庭も多いと思います。

夫婦にとってお互いに気持ち良いバランスなのかどうなのか。そこが一番重要なんだと考えられますね。

今は受け入れるしかないと思っていますが、男性の方が稼ぎやすいという社会がそもそもおかしいです。「男だから女だから」という論争が早くなくなれば良いなと願っています。

まとめ

今回はオリエンタルラジオのあっちゃんこと中田敦彦さんの記事について紹介しました。

まとめ
  • 一家の大黒柱という考えはおかしい
  • 男の収入は、夫婦ふたりの収入
  • 精神的に対等(五分五分)であるべき

僕の妻も子供は保育園に預けて働くと言っているのでこの中田さんの記事については考えさせられる部分が多々あります。

僕も中田さんのように”妻に育てられた系男子”なので、中田さんの気持ちも考えていることもよくわかります(笑)

そのため、より夫婦互いに負担を少なくし、思いやりを持って接し続けることが大切だなと痛感しました。

中田さんはこれ以外にも記事を書かれていますので、気になった方は読みにいって見て下さい。あっちゃんの記事は男性にも女性にも読んでもらいたいですね。

あっちゃんの記事はこちらから
>>>イクメンアップデート中|日経DUAL

「夫婦の形は夫婦で話し合って見つけていくもの」という思いを書いた記事はこちら。

「ふたりは同時に親になる」という本(2018/02/17追記)

最後に一つ本を紹介させて下さい。
   
この本にはこんな事が書かれています。

夫婦ふたりの「心の並走感」
自分の役割、相手の役割への高い「納得感」

ざっくり言ってしまうと、二人で同じ方向に向かって楽しいことから悩みまでを共有できる関係になろうよ。

お互いの役割を理解し合い、納得できれば、二人の間のズレはなくなるよ。

といった内容の本です。

これらはあっちゃんの言っている「精神的フラット」に通づるものがあると思います。

もし、あっちゃんのコラムに共感できたのなら、この本もオススメです。夫婦それぞれの視点で書かれており、いろんなパターンの夫婦が紹介されているので読みやすいです。

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