我が夫婦は元々ケンカばかり。
毎日のように衝突を繰り返していました。
しかし息子が生まれるとケンカもぱったりなくなり、夫婦仲良く息子の成長を見守っていました。
ですが!息子が4ヶ月のころ、産後はじめてと言っていいほどの大ケンカが勃発。
きっかけは『僕のゲーム』です。
典型的な夫婦ケンカの原因ですね。
今回は、僕たち夫婦のケンカについて掘り下げます。
このケンカの妻側目線も読めますのでこちらもぜひ読んで見てください。
妻ブログ『ゲームがしたい夫』と『子どもと遊んでほしい妻』~妻のモヤモヤ編~
『ゲームが原因』の夫婦ケンカ
朝起きて、息子の汗を拭き、服を着替え、洗濯機と食洗機を回す。
この日はいつもの休日のルーティンをこなし、そしてゲームをしていました。
その間息子はご機嫌でした。
すると、妻の様子がおかしいことに気づきました。
なんだか機嫌が悪そうな受け答えだ。
ちょっと悩みましたが、聞いてみることにしました。
むむむ?何かトゲのある言い方だな。
これまでは朝のゲームの時間について、何かを言われたことはなかったのに…。
妻と話してみると、僕たちはすれ違いを起こしていました。
子供に対する意見のすれ違い
お互いの言い分はこう。
- 妻の言い分
→機嫌がいいうちに遊ぶべき。機嫌がいい時しか出さない笑い方もある。それを見て欲しい。
- 僕の言い分
→機嫌がいいとか悪いとか関係なく、世話はしているし遊んでいる。
僕は息子が機嫌がいい時だけに限らず、もちろんグズっている時も世話をします。これは妻も認めてくれています。
だから僕的には「息子の機嫌がいい時間=自分の時間」だったんです。
たしかに妻の言い分はわかります。機嫌のいいときに遊ぶことが楽しいに決まってる。
妻的には僕がTwitterで「息子と絡みが足りない」と書いたことも引っかかっている様子でした。
家に帰って息子が寝てると自分の時間が増えていいけど息子が要素が足りなくてぐぬぬってなる
— リチャ@一歳息子の父 (@papa_ritya) 2017年8月22日
じゃあ自分の時間は?いつ?僕だってゲームしたいときだってあるし…。
そう疑問に思って考えたんです。
・
・
・
・
!!??
ここでハッとしました。
これがよく言う
「子供が生まれても、男は自分のリズムで生活をする」
ということなのでは??
「自分のリズムを崩さない」という意味
子供が生まれると、どんな家庭も子供第一になるはず。
子供のリズムで、大人も生活するようになりますよね。
でも男性は「独身時代のリズムを崩さない」人が多いとはよく言ったものです。
(男性と一括りにするのは乱暴な気もしますが…)
「自分のリズムを崩さない」という言葉は、僕的にはこういう理解でした。
- 週一で必ず飲みに行く
- 子供泣いていてもあやさない
- ご飯やお風呂のタイミングは自分の都合
僕は飲みに行くことはなくなったし、泣いていたら抱っこするし、子供に合わせてお風呂も入るし。
「子供のリズムに合わせまくりじゃーん。」と思っていました。
でも
「子供が機嫌がいいから遊んであげる」
これも立派な子供のリズムに合わせるということだったんです。
正直、妻と話している時もこれは浮かびませんでした。実はこの記事を書きながら思った次第です。
頭が凝り固まっていたのか、まったくその考えに至りませんでした。
と思っていた自分が恥ずかしいです。
自分の気持ちに余裕がなかった
少し言い訳をすると、このケンカをした週は仕事が忙しかったのです。
土曜も家で給料の出ない仕事をしていたくらい。
僕はのほほんと仕事したい人間なので、仕事が忙しくなるとしんどいんですよね…。
ケンカした週末は疲れていて、ストレス発散したい気持ちでいっぱいでした。
とりあえずゲームでストレス発散!という気持ちだった面はあります…。
最近、僕の仕事が忙しいことは妻もわかっていて、家事育児に関しては少し免除してもらっていました。
たしかに妻の「いいよいいよ」に甘え、家事育児に関してはいつもより貢献度が少なめ。
もしかしたらこの甘えが問題だったのかも。
少しでも家事育児していれば妻のストレスも減り、言い方ももっとソフトになって、僕もすんなり受け入れられたのかなぁ。なんて思ってます。
もちろん一連の問題は妻のせいではないですし、ちゃんと僕が息子を優先していればなかった衝突だと思っています。
妻はこう言ってくれますが、結局それで妻の負担になり、お互いにキリキリするくらいなら日々やれることはやっておこう。
そういう気持ちになりました。
嫌々ではなく、お互いの精神を保つためのポジティブな気持ちです。
お互いのストレスをいかに少なくするかが大事
という思いで毎日過ごさないと、小さな事でも溜まっちゃいますねやっぱり。
似た境遇のママフォロワーさんの話
同じ時期に同じような衝突をしたママさん(Aさん)が、Twitterのフォロワーさんにいたので、いい機会と思って話を聞いてみました(掲載許可を頂いています)。
夫、結婚する前からずっと週2回、仕事終わってから趣味のスポーツやってから帰ってくるのが習慣。
産後もきっちりそのペースを守って、今までと変わらず試合にも出るらしい。
モヤる。
夜中の授乳中に泣きながら言ったよ、「ライフワークやり続けられていいね、私も息抜きしたいよ」って。(Twitterをそのまま引用)
Aさんは、子供が生まれても生活リズムを変えないA夫さんにイライラしていました。
このツイートだけ見たら「ありえない」と感じる方が多いかもしれませんが、実はA夫さんは育児に協力的なんです。
夫は育児に非協力的ではありません。
仕事から帰れば沐浴もおむつ替えも調乳もしてくれるし、深夜の寝かしつけも頑張ってくれる。
色々やった上での息抜きということで、本人としては筋を通していたのですが…
A夫さんは「きちんと育児をこなしてから出かける」ように筋を通したのに、Aさんは爆発してしまいました。
注目する点は2つあると思います。
- ママさんに余裕がなかった
- 旦那さんが自分の理論で筋を通していたのかも?
Aさん曰く、「子供のグズりで余裕がなかった」とこの前後のツイートで発言しています。
そして、「A夫さんは、自分軸だけで筋を通して自分のやりたいことをやっていた」ように思えます。
この2点が争点なのかなと。
自分軸だけではなく、妻さんの要求もうまく取り入れていればうまくいっていた可能性は高いと思います。
実際ママさんは、僕にこう話してくれました。
夫がめちゃくちゃ極悪非道に見えますがそんなことはないです。
私自身もっと夫に色々任せたり要求を伝えたりすれば、趣味のペースを維持したいという要求もすんなり受け入れられたのかな。
我が家と同じ状況だった
何が言いたいかって、ケンカした我が家とほぼ同じ状況なのではないか?ということ。
ケンカした日はお互いに余裕はなかったし、僕は僕の理論で筋を通していました。
さきほど紹介したA夫さんの気持ちはすごくわかります。
ってことだと思います。
これは僕の「息子機嫌いいからゲームするわ」と似ています。
問題点は、これを妻に伝えるのではなく自分で勝手に筋を通し、勝手に行動してるんですよね。
でもそれはこっちのリズムで動いているだけで、妻側の要求に応えられていなかったのです。
すでに書きましたが、妻の要求は「息子の機嫌がいい時に遊んで欲しい」ということ。
要求とは言いますが、当たり前なのかなとも今では思います。
週末しか関われないのに、なぜ息子と遊ばないのか。
ごもっとも。
しばらく息子が起きている間のゲームは禁止にすることにします。
『息子、家事、自分の時間』のバランスが難しい
僕の休日は『息子、家事、自分の時間』の三本柱です。
これは妻も同じだと思っていて、お互いの「自分の時間」は確保し合うようにしています。
妻は育休中なので、「僕の休日=妻の休日」にもなるのかなと。
この三本柱の中で削るなら間違いなく自分の時間です。
平日も自分の時間はほぼないのに??と思う部分はもちろんあります。でも妻は毎日そういう生活をしているわけで…
これが子供が生まれるというリアルですよね。たぶん僕は、ここの想像力が著しく欠如している。
僕と同じような男性は多いのかもしれません。
- 僕の脳内
ゲームしたい→やることやった→息子機嫌がいい→ゲームするなら今だ!
- 妻の脳内
やることやった→息子機嫌がいい→遊ぼう!→寝た→ゲームできるかな
ここが子供中心かそうでないかの違いなのかなと。
妻には「息子と遊びたいからというなら家事は全放置でもいい」と言われましたが、そうもいかないし…。
バランスが難しいです。
今の僕の結論はこうです。
『自分の時間は作るものではなく、子供が寝たりすることで自然とできることを待つもの。』
「妻がいる安心感」からゲームをしていた
以前、僕は24時間のワンオペ育児を経験しました。
このときは息子が寝ている間にゲームをしていたんです。
これすなわち、妻がいるとき・いないときで自分の行動を変えていたんです。無意識的に。
「妻がいる」という安心感から、ゲームをしていたよう。
妻は僕がいようといまいと、「息子第一」という考えや行動に違いはないはずです。
今後は24時間ワンオペした時の気持ちを頭に置いて、休日を過ごそう。
夫婦二人でいたとしても「一人だったらここで何をするだろう?」と考えながら生活すると、衝突も少なくなる気がします。
ワンオペ育児のまとめ記事があるので、そちらもぜひ。
タイムスケジュールを見てもらうと、息子の睡眠時だけゲームをしていることがよくわかります。
『ゲームがしたい夫』と『子どもと遊んでほしい妻』のまとめ
自分でいうのもあれですが、昔の超自己中人間な僕からすると、今の僕は別人のようです。
それでもまだまだ足りない部分があるな、と再認識させられたケンカになりました。
息子はすごい速度で成長しています。成長すれば悩みも変わります。
僕自身も成長していかねばなりませんね。
このケンカを妻目線から読みたい方はこちら。
夫婦両側から読んでいただくと「へー男女でこんな違いがあるんだ」という発見になるかもしれません!