突然ですが、子持ちのパパさん達は育児に関する本は読みますか?
僕は妻に読まされて読んでいますが、多くの本が女性向け。男性向けの本ですら、著者さんは女性の方が多いです(否定をしているわけではありません)。
「んーパパ向けに書いてある本がないかなー」と悩んでいたところ、ついに一冊の本に出会いました!
「保健師パパが教える パパと子どものあそび」
個人的大ヒットで、あまり有名な本ではなかったので、皆さんに知ってもらいたいという思いで紹介していきます。
「保健師パパが教える パパと子どものあそび」とは
早速本の紹介です。
「保健師パパが教える パパと子どものあそび」
この本、いわば「パパのパパによるパパのための本」です。著者さんもパパ、本に出てくる方々もパパです。
子どもとの遊び方が80種類
パパと子どもの遊び方が80パターン紹介されています。
まだハイハイもできないような赤ちゃんとの遊び方・接し方がわからないパパ(もちろんママも)は多いと思うんです。
僕もそんな父親の一人だったのですが、この本は悩めるパパママにピッタリ。0歳から遊べる遊びが書いてあり、イラスト付きなのでわかりやすいです!
本で紹介されている「あそび」は個人的には子供との「接し方」に近いですね。
遊びと言われると「よし、やるぞ!」と思って動かなきゃいけないので、案外腰が重くなりがちではありませんか?
紹介されている遊びは、オムツ替えや着替えと一緒にできるような遊びもたくさんあります。何かのついでにできるって結構ハードル低くなると思うんです。
実際に3ヶ月の息子と遊んでみた写真も後で載せていますので見てみて下さい!
「あそび」の説明が端的でわかりやすい
それぞれの遊びで「イラスト・遊び方・注意点・発達ポイント」が1ページにまとめてあるので、パッと見てわかりやすいです。
僕はダラダラと長く紹介されると途中で読むことを止めてしまうタイプなので、イラスト1枚で端的に紹介してくれるのは非常にありがたいです。
そんなに難しいあそびもないので、イラスト1枚と説明文で十分伝わります。
例えば後で紹介する「パパのお船」なこんな感じ。
●あそびかた→赤ちゃんをしっかり両腕でホールドします。
●発達POINT→「揺れる」という感覚はとても大切です。
●留意点→赤ちゃんが嫌がる場合は中止しましょう
保健師パパが教える パパと子どものあそび―0~2歳児版―
こんな説明が80のあそび全てで書かれています。
ちなみに、著者の阿川さんは「子供への声掛け」を重要視されているようで、「声掛けしながら~」とか「目を見て声を掛けて~」と随所に書かれています。
声を掛けながら大人も一緒に遊ぶということが、子供にとっては凄い良い刺激なんですね。僕も含め、特に男性は声掛けを疎かにしがちだと思います。
声掛けって気恥ずかしさがあるんですよね。ちゃんと声を掛けしないとなと改めて感じました。
先輩パパインタビューがリアル
『パパと子どものあそび』には「あそび」だけではなく、「先輩パパへのインタビュー」も収録されています。
先輩パパとしてインタビューを受けている方は著者さんの知り合いの方ばかりなので、リアルなパパの声が聞けますよ。
育児で大変なのは奥さんのフォローとか、オムツ替えはしているけど本当は潔癖症だからやりたくないとか(笑)「わかるわ~」と共感できることがいっぱい。
おまけページには「パパの失敗談」も載っています。成功体験だけではなく、フィルターがかかっていない本音が読めるので好感が持てます。
ブログのようで読みやすい
全体的にキチッとした本ではないので、良い意味で親近感があります。
イラストも著者さんの奥様が描かれていますし、登場人物も著者さんのリアルな知り合いばかり。本と言うよりはブログみたいな感じなので親近感があります。
ブログっぽいという性質上、気軽に読めました。インタビューのところなんて関西弁ですし(笑)
だからこそ読みやすくて僕は好きです。活字を読むのが超苦手人間なので。。。
Amazonでしか購入できないが、オススメできる一冊
ちなみに、広く出回っていない本のようで、Amazonでしか売っていません。
お値段が高めなのも、流通量が少ないが故なのかもしれません。
抱っこの仕方、ミルクの作り方、オムツの替え方、沐浴の仕方など必須スキルのことも書かれているので、下手に本を何冊も買うくらいならこれ1冊で十分だと思います。
紹介されている「あそび」をやってみた
今回はせっかくなので「パパと子どものあそび」の中にある遊びを生後3ヶ月の息子と僕で遊んでみました!
顔が見えないように撮影しているので、見づらい部分があるかもしれません。すみません。
追記(2017/10/22)6ヶ月の息子と新しい遊びをしてみました↓↓
『開いて閉じて』で身体の体操
手と足の体操です。これをやってから心なしか息子がよく動くようになりました。寝返りする日が近くなったかも?
手と足を持って動かすって恐いですけど、案外赤ちゃんの手足って可動域があるので余裕で手と足がくっつきます。やり過ぎると怪我する可能性もあるので十分注意して下さい。
1.対角線上の手と足を持って開いてー
2.手と足がくっつくように閉じてー
(上の写真とは持っている手足が逆になっています。すみません)
3.これを反対側も繰り返します。
『パパのお船』でゆらゆら
パパの上に息子を乗せるだけの簡単なお遊び。うちの息子はこれが一番笑ってたかなー。自分の上で笑ってくれるので嬉しいです。
・仰向けに寝たパパの上に同じく仰向けに子供を乗せるだけ。危なくない程度に左右にゆらゆらしてみたり。
『飛行機』でアグレッシブにブーンブーン
子どもを高い高い的な感じで空を飛んでもらう遊びです。
個人的に落としそうで恐かったのですが、やってみたら息子も楽しそうにしていました。意外とカンタンですが、大人は腹筋を使います(笑)
首がすわってからやって下さいね!
1.まず体育座りをして、スネ部分に子供を乗せます。このとき、自分の足はくっつけて隙間をなくしておきましょう。子供が間に落ちたら大変です。
2.子供を支えながら足を上げ、パパがゆっくり後ろに倒れていきます。ここ腹筋使います!プルプルします(笑)
3.パパが横になったら、息子は飛行機状態!ブーン!
ちなみに、このとき息子はよだれがダラダラでした(笑)よだれが多いタイプのお子さんなら、パパのお腹辺りにタオルを巻いておくと良いかもしれません。
もう少し大きくなってくるともっと大胆な動きができそうなので、楽しくなりそう!
実際に遊んでみた感想
子供の笑顔が嬉しい
実際に本に書いてある遊びをやってみた感想は「楽しい」。これに尽きます。
これまではどう遊んであげればいいのかわからなかったので、息子が笑ってくれるとそれだけで嬉しいです。
子供にとって体験するということは重要なことのようで、『開いて閉じて』をした後は明らかにこれまでとは違った動きが増えました。
動きが増えると、親としての楽しみも増えていくのかなーと。
子供の笑顔は育児のモチベーションです。
7割辛くても、3割子供の笑顔が見れれば育児ってがんばれたりします。しんどい時の子供の笑顔ってなんであんなに癒やし効果があるのでしょうかね。ほんと不思議。
また、遊びのバリエーションが増えるということは子供との関わりが増えることに繋がると思います。抱っこしてみたり、おもちゃを持たせてみたりするだけではこっちも飽きちゃいますので。
そういう意味でも、この本で「遊び」を知れば子供との関わり方も見えてくると思います。
子供の身体について理解が深まる
子供の身体って恐くありませんか?どこまで腕や足はどこまで曲げていいんだろう?どこまで持ち上げていいんだろう?
だからと言って恐いから子供には触らない。。。なんて考えはナンセンス。ありえませんよね。
本の中で紹介されている遊びを通じて、子供の身体のことを知ることができます。
僕も「意外と身体は柔らかいんだ」「少しくらい無理な体勢でも平気なんだ」と遊びを通じて知ることができました。
こうなるようなら止めて下さい。という明確なNGポイントも明記されているので、「あっ、これはダメなんだな」という止め時もわかりやすいですよ。
まとめ:パパにもママにもオススメな1冊
本自体はパパ向けに書かれていますが、もちろんママが読んでも十分読み応えがあります。我が家でも妻が「パパと子どものあそび」を見つけてくれました。
新米パパにはこれを1冊与えても良いかもしれません!コレ1冊で2歳までの遊びがあることも嬉しいですね。
同じことを何度も言いますが、育児はしたいけど、子供とどう接していいかわからない。。。というパパに超オススメ!個人的にはパパのバイブル的な1冊に成り得る存在です!
著者の阿川さんは「この80パターンの遊びを元に、パパなりにいろいろアレンジしてみて下さい」とコメントをされています。
この本で遊ぶというより、「自分の子供との接し方を見つける」ための本。と僕は解釈しています。
「保健師パパが教える パパと子どものあそび」
ぜひ、一度チェックしてみて下さい!