「育休は取る気ない」と妻に言った僕が、上司に取得を宣言するまで

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

「育休?取る気ないけど?」

当時妊娠中だった妻に言い放った僕の言葉です。

妻と話し合いをするわけでもなく「取る気ない」とぶった切りました。

そもそも当時の夫婦仲が最悪で、話し合いなんて一切していなかったのですが…。

これはたった2年前の出来事ですが、当時の僕の中では「育休=女性が取得」という固定概念がありました。

「男が育休?なぜ?っていうか男でも取れるの?」

今回はこの程度の知識だった僕が「育休を取らせてください!」と伝えるまでのエピソードです。

スポンサーリンク

育休なんて頭になかった妊娠中

まずは、当時の夫婦の会話をご覧ください。

うちは里帰りも実家ヘルプもないし、リチャが仕事のときに陣痛きたらどうしよう

リチャ
んーすぐ帰るしかないよねぇ。それまでなんとかしてもらうしか。

出産予定日からなら育休取れるよ?

リチャ
え?無理でしょ。

こんな感じで全否定。

あのときの妻の悲しそうな顔は一生忘れませんが、「仕事してるんだからしょうがないじゃん」という意識がどこかにあったのだと思います。

僕は仕事大嫌い人間です。できるなら毎日家でマンガを読んで過ごしたい。ゲームで遊んでいたい。

そんな僕でも、

「子どもが生まれるくらいで仕事は休めない。男が育休なんてもってのほか!」

という思いがありました。なんならダサいくらい思っていた…かも。

意識が変わった2つの要因

「育休?そんなのしらねー(ハナホジー)」
だった僕が
「育休とる!」

と変化した理由は2つあります。

  1. 息子の世話を1人でしてみたこと(ワンオペ育児)
  2. Twitterのパパさんを知ったこと

この2つが僕に衝撃を与えてくれました。

要因その1:ワンオペ育児の経験

息子が生まれてからそこそこ育児をするようになったものの、”手伝い”の域は出ていませんでした。

息子が生後4ヶ月になったころ、僕ひとりで息子を見る機会がありました。いわゆるワンオペ育児ってやつですね。

実際にやってみたら、ワンオペ育児めちゃくちゃしんどかったです!!!これを妻は毎日やっていたのかと思うと、頭が上がりません。

その後も何度かワンオペを繰り返すうちに、今では息子をふたりで過ごす時間もかなり増えました。

なーんて言っても、いつもワンオペが終わったらヘトヘトなんですけどね。

そこで気づいたんですよ。

「2人目生まれたらヤバくね?」

実家のヘルプも里帰り出産もできない我が家、2人目が生まれても夫婦でなんとかやっていかなきゃならない。

正直なところ、子ども1人見ることがここまで大変だとは夢にも思っていませんでした。誤解を恐れずに言うと、育児を軽視していたと思います。

だからこそ「育休は取る気ない」発言が出たわけです。

このころから少しずつ、僕の中の意識は変わり始めていたのだと思います。

これは実際に「ワンオペ育児」をしていなかったら気づいていなかったかもしれません。。。

要因その2:Twitterのパパさんたち

また、Twitterの影響も大きかったです。

息子が生まれてすぐ、妻に勧められてTwitterを始めました。最初のころはママさんばかりフォローしていたのですが、あることに気づきます。

リチャ
Twitterには育児のことを呟いている『パパ』もいるんだな。

パパさん達をフォローしてみてわかったのは、毎日世話は当たりまえ。保育園の送り迎え?そんなの普通。育児に対する愚痴もよく見かけました。

リアルな友人と話すときは「子どもかわいいなー」という話ばかりだったので、軽くカルチャーショックでした。

その中で、極めつけが「育休」だったのです。

Twitterには育休パパが溢れている。むしろ「みんな育休とろうぜ」的な流れになっている。

リチャ
男が育休をとる選択肢があったのか…!

半年、1年、中には3年取ったツワモノもいらっしゃいましたね。すげぇ…。

Twitterには「男性の育休」という選択肢がごく当たり前に存在していたんです。そりゃ影響受けますよ。

>>>リチャのTwitterはこちら

スポンサーリンク

俺は上司に言ったぞ!

「育休とる!上司に言う!」という自分になるまで、妻とは何度も何度もぶつかりました。

でもそのおかげでお互いの気持ちが分かり合えたと思っています。

「育休」という文字が頭でチラつき始めてから、「育休取る気はないよ」と言ったときの妻の悲しそうな顔を忘れたことはありません。

ずっと胸の奥につっかえていて、2人目の妊活の相談を始めたころには「2人目のときは育休とる!」と心に決め、妻に宣言しました。

それでも上司に言う時はめちゃめちゃ緊張したんですけどね。

なにせ「俺は残業時間で評価する」と言い放ったTHE・昭和の上司だったので…。

リチャ
あの、2人目が生まれたら育休取りたいです

上司
いいと思うよ。権利だし使わなきゃね。その時がきたらいろいろ調整しよう

………あれ?めっちゃ拍子抜け。めちゃくちゃ反対されるかと思っていました。

嬉しすぎて投稿したツイートがこちら。

今は40〜50代の方の意識も変わり始めているのかも?

まとめ:育休はひとつの選択肢

息子が生まれてから1年半が経ちました。出産直前まではクソ夫で、育児のことなんてまーーーーったく考えていませんでした。

そんな僕でも「育休取得」を上司に持ちかけるくらいになりました。

育休とる人が偉い
育休は取らなきゃダメ

そういうことではなく、育休は数ある選択肢のひとつ。

子どもが生まれたらいろいろな選択肢があると思います。家庭の事情もありますし、自営業の方はそもそも制度がありませんしね。

いろいろ考えた結果、僕は取得する価値があると判断しました。

まだ上司に伝えただけですので、ちゃんと2人目のときに取得できるよう今から動いておこうと思います。

育休シミュレーターをみつけました

育休のシミュレートをしてくれるサイトを見つけました。育休中の給付金、子どもと過ごせる時間など数値化してくれます。

育休シミュレーター入力欄

育休シミュレーター育児休業給付金

育休シミュレーター子どもと過ごせる時間

育休を取得することで子どもと過ごせる時間が数値化されてわかるというのがおもしろいなと。

育休シミュレーターはこちらから→https://13imi.me/ikusim/

余談:上司が異動しました…

なんと上司の異動が発覚しました!

リチャ
マジですかああああああ!!!

引き継ぎなんてしてくれないでしょうし、また一から出直しです。とはいえ一度伝えているので、怖いものはありません。

スポンサーリンク
コメントを残す

関連キーワード